・Tiffany 当時15歳でリリース(1987年9月)されたデビューアルバム
・このアルバムは全米No.1(当時16歳)となり世界で700万枚以上を売り上げた
・全米No.1シングル「I think we’re alone now(ふたりの世界)」「Could’ve Been(思い出に抱かれて)」の2曲を含む 全10曲構成
15歳にしては完成されすぎているというか、全体としてかなり落ち着いた感じのアルバムになっている。
大人びた声と見た目、コンテスト荒らしとして鳴らした歌唱力は「15歳にしては」という意外性を生み、デビューアルバムの成功につながったのではないかと思う。
I think we’re alone now(ふたりの世界)
Tiffanyの名前を全世界に知らしめた名曲。この曲で全米1位を記録。日本でも1989年に宮沢りえ主演のドラマ「スワンの涙」の主題歌として日本語でカバー(中村知夏/ひとりぼっちに帰らない)もリリースされた。
この曲をTiffanyのデビューシングルと思っている人も多いが、デビューシングルは「Danny(アルバム2曲目)(1987年7月)」であり、「I think we’re alone now(ふたりの世界)」は2枚目のシングルとなる。
Tiffanyはデビュー後にショッピングモールのツアーを全米で行っており、訪問先のラジオ局にプロモーションをしていた。その際にラジオでプレイされたのが「I think we’re alone now(ふたりの世界)」であり、急遽2枚目のシングルとしてリリースされた(1987年8月)
その3か月後の1987年11月に全米1のシングルとなる。(全米年間シングルチャート18位)
Could’ve Been(思い出に抱かれて)
Tiffany3枚目のシングルにして2曲目の全米1位を記録。
ちょうど前作の「I think we’re alone now(ふたりの世界)」が全米1位を獲得しているタイミング(1987年11月)で3枚目のシングルとしてリリースされた。
この曲でも全米1位を記録をし、ティーンアイドルブームを作り出した。
なお、アダルトコンテンポラリーチャートでも1位を記録。
実はこの曲もカバーであるがしっかりと自分のカラーにしてしまっているのは本当にすごい
リリース当時はこの曲と当人のイメージにあまりに差があるとして、プロモーションビデオが作成されておらずライブ映像が使用されていることが残念。
I Saw Him Standing There
2曲連続全米1位の次のシングルとしてリリースされ全米7位を記録した(1988年2月リリース)
こちらもカバーで元はThe BeatlesのI Saw Her Standing There
元歌のHimをHerに変えてのリリースとなる
個人的にはあまりピンと来ないんだけど、アメリカの人には受けたみたいでこちらも大ヒットを記録し、3曲連続で全米TOP10 ヒットとなる。
Feelings of Forever
アルバムから5曲目のシングルカット(アルバムでは4曲目に収録)(1988年5月リリース)
さすがにシングルリリースも息切れか、こちらの曲は全米50位でとどまる(まあ、全米50位でもすごいんですけど)
Tiffanyというアルバム
一言でいうととても「15歳で作ったのが凄い」というのが率直。全体として落ち着いた仕上がりとなっている。個人的には5曲目の「Kid on a corner」が切なさを漂わせていて好きです。
シングルカットは5曲。全体として10曲のアルバムなのでシングル切りすぎーって思うけれども結果として1位が2曲、7位が1曲と大成功なのだからよかったんかなー
ちなみにTiffanyは2018年にもアルバム「Piece of Me」をリリースしています。
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